IPニュース
Home > IPニュース
富山県のブランド米「富富富」の将来的な海外輸出に向けて県が香港と台湾で商標登録していたことがわかりました。県は当面の販売戦略として県内での消費拡大を掲げていますが今後の生産量増加を見据え海外輸出を目指す考えです。
富山県のブランド米「富富富」は、県内の主力品種コシヒカリの暑さに弱く、風で稲が倒れやすいといった弱点を克服しようと、県が10年以上かけて開発したコメの新品種で、3年前にブランド米としてデビューしました。 県は当面の販売戦略として現在は県内での消費拡大を掲げていますが、今後の生産量増加を見据え香港と台湾で商標登録していたことが県への取材でわかりました。
海外で「富富富」と偽ったコメが広まったり、無断でロゴマークが使用されたりするなどブランド価値が下がるのを防ぐ狙いで日本産のコメの需要が高い香港と台湾、それに中国にある特許の管理機関に対し名称とロゴマークについて商標登録の申請を行い、このほど香港と台湾で認められたということです。
ことしから3か年の「富富富」のPR戦略には、「海外輸出に向けた取り組みの検討」が初めて盛りこまれていて、県農林水産企画課は、「ことしから5年間かけて、海外や全国にも流通を展開できる目安となる2000ヘクタールの作付面積を目指したい。栽培マニュアルの遵守を徹底することで高い品質と食味を確保し、生産量の増大と消費拡大を図っていきたい」としています。
出典:NHK NEWS WEB/冨山NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210507/3060007303.html